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・軽い緩みの場合には、画像のように柄の末端を地面に打ち付けます。こうすると頭部が自重で下がり、しっかりと固定されます。その後必要に応じてクサビを深く打ち込みなおしてください。 |
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・上記の方法でもしっかりと固定されない場合には、頭部を下にして柄を叩きこんでください。この場合、頭部の穴より柄の先端が出てしまうことがありますので、その心配があるときには画像のように当て板を利用して、先端部が地面に当たらないようにするといいでしょう。その後上記同様に必要に応じてクサビを深く打ち込みなおしてください。 |
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・クサビを打ち込みなおすとき、穴の奥にクサビがある場合には、画像のような金属製のフラットバー(薄板)を使用すると良いでしょう。 |
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・くさびを打ち込んでいるところです。 |
・以上の方法でも頭部と柄のガタつきが治らない場合、さらにくさびを追加して打ち込むという方法もありますが、結果としてさらに柄に傷を付けてしまうことになり、柄の寿命を縮めてしまいます。そうならないためにもここでは一旦柄を抜いて、頭部と柄の隙間に紙を挟むようにして、しっかりと確実に直してみましょう。 |
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・木柄がガタガタに緩んでいる場合には、取り付けてあるクサビをペンチなどで抜いて、木柄をこじるようにして力づくで頭部から引き抜きます。クサビを抜かない場合でも上記の方法で柄が抜ける場合もありますので、力自慢の方は試してみてください。それでも抜けない場合には以下の方法で木柄を抜くようにしてください。 |
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・まずは柄を抜く道具を製作します。画像のものは、鉄のフラットバー(薄板)を加工したものです。端部を頭部の穴に叩きこんで柄を抜く仕掛けですが、左端はクサビを取り除いた場合に使用しますが、溝を切ってある右端はクサビが取り付けてあるままの状態で木柄を抜く場合に使用します。こうしておかないとこの道具の先端でクサビをさらに深く押し込むことになり柄が抜けてくれないからです。 |
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・ご覧のようにクサビが当たらないようになっています。 |
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・ご覧のとおりです。 |
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・柄を抜いているところです。今回はバイス(万力)の口金部分に頭部を掛けて行いました。頭部に傷をつけないよう、新聞紙などを敷いて行うと良いでしょう。クサビのついた状態で柄を抜いた場合には、クサビは一旦取り外しておきます。 |
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・上の画像を拡大したところです。 |
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・挟み込む紙は、はがき等の少し厚めで丈夫なものがいいでしょう。今回ははがきを使用しますが、大きさは画像のものくらいでいいでしょう。なお、クサビの効きが緩くなっていた場合には、狭い面にも紙を挟めると良いでしょう。(右下の金属片は取り外したクサビです。) |
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・こんな感じです。 |
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・叩き込みます。 |
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・最後まで叩き込んでもまだ緩いと感じる場合には、紙を更に追加すると良いでしょう。 |
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・取り外しておいたくさびを打ち込みます。 |
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・打ち込み完了。出来上がりです。 |