玄能・金槌・パチンコ槌・各種ハンマー製造                     HOMEサイトマップ
相豊ハンマー
           ご意見やご感想はこちらまでメールで送ってください。
blogtop 「心の章」top 「技の章」top 玄能日記 プロフィール 企業概要
求人連載 たった一人の継承者に向けて
未だ逢えぬ君へ送る・・・「心の章」

  浩樹印 ダルマ玄能200匁

・鍛冶にこだわる? その1


職業訓練校を卒業し19歳で就職した先は、

和釘を製造する鍛冶屋から建築金物全般を製造する工場に、

事業を発展させた所でした。


その会社の発展の原動力は、

それまで鍛冶仕事で製作していた和釘を、

全自動で製造することに成功したことで、

当時は地元で飛ぶ鳥を落とす勢いでした。

私が入社した頃にもその和釘の需要は有り、

製造ラインは何時もフル稼働していたものです。


その機械はメカス釘という和釘を、

火も使わずに全自動で作ります。

一人のオペレーターでそれを複数台管理し、

朝一番に機械をセッティングすると、

翌日の午前2時くらいまで全自動で作り続けるので、

鍛冶屋一人が半年かけてする仕事を、

わずか1日で終わらせてしまいます。

品質も一定で、

素材自体に最初からさび止め加工されているために、

後工程でさび止めをする必要もありません。


それ以外にも、

需要の多い様々な金物類が全自動、

若しくは半自動で製造され、

また需要の比較的少ないものは、

金属プレス機械にて、

女性スタッフにより製造されていました。

金属プレス機械は金型を交換することにより、

様々な種類やサイズの金物類がいとも容易く出来てしまいます。


当時私は、

それらの商品のデザインや、

それを製造する金型やラインの設計及び管理と、

現場主任を任されていたのですが、

日々進化していく技術に、

毎日心をときめかせていたものです。


暫くしてそこを辞め、

親の経営する鍛冶場で仕事を始めましたが、

それをきっかけに多くの鍛冶屋の仕事場を見る機会を得ました。

そこでは昔ながらの製造方法で手間を掛けて和釘などを製造しておりましたが、

とても時代遅れだと感じた私は、

混乱する頭を整理するのに時間が掛かったものです。
前に戻る       次に進む
今日も読んでいただいて、ありがとうございました。
 関連記事
求人連載 たった一人の継承者に向けて
未だ逢えぬ君へ送る・・・
「心の章」
求人連載 たった一人の継承者に向けて
未だ逢えぬ君へ送る・・・
「技の章」
玄能日記 私のどうでもいい日記です。
お暇な方だけどうぞ。(笑)