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相豊ハンマー
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求人連載 たった一人の継承者に向けて
未だ逢えぬ君へ送る・・・「技の章」
2016/09/10
・四角玄能120匁を造る (4)
次に焼きを入れます。
焼きが良く入るように、
口(打撃面)の生研ぎをします。
水に浸した金剛砥石の上に金剛砂をまき・・・
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2016/09/03
・四角玄能120匁を造る (3)
以上の作業をもう一度行い、
玄能6丁分の火造りが終わりました。
次に、
火造りした品物の表面をヤスリで形状を整えていきますが・・・
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2016/08/27
・四角玄能120匁を造る (2)
次にヒツ穴を抜きます。
八角形に成形した素材を炉の中に入れ再加熱します。
程よい温度になったところで取出し、
目打ち金というタガネ様の道具を八角形に成形した素材の中心にあてがい・・・
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2016/08/20
・四角玄能120匁を造る (1)
これから四角玄能120匁を6丁製作します。
まずは火造りです。
3丁分(3本)の丸棒(炭素鋼)を火床(ホドと読む。鍛冶仕事に使う簡易炉)の中に入れます・・・
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第九章 冷却水の温度
・冷却水の温度についての考察 (3)
冬季に水道水の温度が5℃程度まで下がってしまうことが有ります。
水は冷たければ冷たいほど冷却能が高く、
良く焼きが入ると言われますが・・・
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第九章 冷却水の温度
・冷却水の温度についての考察 (2)
新潟県三条市では、
夏季に水道水の温度が30℃を越えてしまうことが有ります。
一般的に、
水温が40℃を超すと焼きは入らないと言われますが・・・
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第九章 冷却水の温度
・冷却水の温度についての考察 (1)
玄能・金槌の焼入れは、
蛇口からの水道水を直接掛ける掛け焼で行います。
この度はその水道水(冷却水)の温度について考えてみました。
水は冷たいほど冷却効果が高く・・・
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第八章 火造り雑感
・上達した故の失敗
上達した故の失敗などと言うと、
慣れによる油断が引き起こす失敗と思うかもしれませんが、
そうでは有りません。
具体的な事例で説明しましょう・・・

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第八章 火造り雑感
・火造り時の温度管理とヒツ穴の関係
火造り時の温度管理が出来ていない場合の問題点は、
焼き割れだけではありません。
木柄との関係にも問題が発生します・・・
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第7章 焼き割れ
・焼き割れを防ぐには (7)
7.油焼入れの長所と短所
油焼入れ(冷却液に油を使用する焼入れ)が焼き割れを起こし難い理由は、
油は火色が消える温度(約550℃)までは早く冷えますが、
それ以下の温度になると冷却能力が急に落ちて・・・
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第7章 焼き割れ
・焼き割れを防ぐには (6)
小物になるほど急冷時の冷却速度は早くなりますから、
小さな玄能の焼入れでは、
特に急冷で冷やし切らない注意が必要です・・・
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第7章 焼き割れ
・焼き割れを防ぐには (5)
5. 急冷し続けて冷やしきらないこと。
掛け焼の際には、
急冷温度から火色が消える温度(約550℃)まで急冷し、
その後は徐冷する必要があります・・・
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第7章 焼き割れ
・焼き割れを防ぐには (4)
4.急冷温度が高すぎないこと。
「急冷温度」とは焼入れの際に水や油に投入する温度です。
掛け焼の場合には、
水を掛ける瞬間の温度になります・・・
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第7章 焼き割れ
・焼き割れを防ぐには (3)
3.焼入れ温度を越えて大幅に過熱(オーバーヒート)しないこと。
焼入れ温度までの加熱が適切に行われても、
そのまま加熱を続けて過熱させてはいけません。
過熱すると鋼の結晶粒子が粗大化し・・・
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第7章 焼き割れ
・焼き割れを防ぐには (2)

2.焼入れの際に焼入れ温度までの加熱が適切に行われていること。
焼入れの際の加熱には様々な加熱炉が使用されますが、
私はコークス火床を使用します。
コークス火床の炉内温度は場所により不均一に成り易く・・・
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第7章 焼き割れ
・焼き割れを防ぐには (1)

1.火造り時の温度管理と鍛えがしっかりと出来ていること。
1−3.焼き鈍し(焼鈍)
火造り終了後に焼なましを行います。
丸鋼玄能の場合は・・・
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第7章 焼き割れ
・焼き割れを防ぐには (1)

1.火造り時の温度管理と鍛えがしっかりと出来ていること。
1−2.丸鋼玄能・金槌の火造り工程

鋼丸棒を1000℃程度に加熱し、
所定の形に成形します・・・
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第7章 焼き割れ
・焼き割れを防ぐには (1)
1.火造り時の温度管理と鍛えがしっかりと出来ていること。
1−1.鋼付玄能・金槌の火造り工程
火造りの際の加熱には様々な加熱炉が使用されますが、
私はコークス火床を使用しますので・・・
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第7章 焼き割れ
・焼き割れを防ぐには (1)
1.火造り時の温度管理と鍛えがしっかりと出来ていること。
鋼を高温に加熱し軟らかくして成形する作業を火造りと言いますが、
軟らかいほうが加工しやすいからと、
闇雲に温度を上げて良い訳ではありません・・・
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第7章 焼き割れ
・焼割れを防ぐための条件
正当な全鋼製の玄能・金槌を作る場合に、
打撃面のみを硬く焼入れすることが求められるとすると、
前回お話しした通りであれば、
焼き割れは必然なのでしょうか?・・・
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第7章 焼き割れ
・焼き割れの仕組み
それでは何故、
鋼の膨張が焼割れの原因になるのでしょうか?
それは、
場所により焼きの入る速度に時間差が生じ・・・
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第六章 熱処理
・玄能・金槌の熱処理 (7)

焼入れは、
玄能を高温に加熱した後に急冷しますが、
その際に鋼の体積はどうなるでしょうか?
膨張する?収縮する?・・・
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第六章 熱処理
・玄能・金槌の熱処理 (6)
正当な玄能・金槌の焼入れには、
地下水や水道水を使用するのが理想だと考えます・・・
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第六章 熱処理
・玄能・金槌の熱処理 (5)
現代の玄能・金槌は、
地金に鋼を接合したものでは無くて、
鋼の一体もので出来た全鋼製がほとんどです・・・
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第六章 熱処理
・玄能・金槌の熱処理 (4)
玄能が現れたのは江戸時代中頃で、
一般の大工の間で使われ始めるのが、
18世紀後半から19世紀にかけてと言われます。
当時の玄能は・・・
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第六章 熱処理
・玄能・金槌の熱処理 (3)
以上のように、
私の玄能・金槌は丸鋼(鋼の一体もの)であっても、
打撃面の表面から数ミリだけ硬く焼入れしてあります
・・・
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第六章 熱処理
・玄能・金槌の熱処理 (2)
焼入れは水を掛けて終わりではありません。
そのまま水を掛け続ければ、
軟らかいままにしておきたい所にも水が掛かり、
そこも冷やされ硬くなってしまいます・・・
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第六章 熱処理
・玄能・金槌の熱処理 (1)
多くの方は、
玄能・金槌がどんな熱処理をされているのかご存じないと思いますので、
数ある方法の中で、
私の行っている掛け焼(かけやき)という方法を紹介します・・・
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第五章 玄能・金槌の素材
・鋼付玄能・金槌に適した材料
鋼付玄能・金槌の胴中に使う地金には、
炭素量の少ない軟らかな鉄が使われ、
鋼には、
炭素量の比較的多い鋼が使われます・・・
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第五章 玄能・金槌の素材
・丸鋼玄能・金槌に適した材料
丸鋼玄能・金槌の頭部には鋼が使われます。
詳述すると、
機械構造用炭素鋼に分類される「S55C」という鋼種になり、
その丸棒を使用します・・・
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第五章 玄能・金槌の素材
・鋼付玄能・金槌の材質

鋼付玄能・金槌は、
鉄に鋼を張り付けて作ります。
そうすることで、
胴中(鉄)は軟らかく打撃面(鋼)を硬く作ることが出来・・・
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第五章 玄能・金槌の素材
・丸鋼玄能・金槌の材質
丸鋼玄能・金槌は、
頭部全体が一体の金属で作られています。
ところで、
丸鋼玄能・金槌はどんな金属で出来ているのでしょうか・・・
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第四章 玄能の丈の意味
・玄能の丈と用途の関係 (4)
・細くて丈の長いもの:叩き玄能等
叩き玄能は大きな建築構造材を寝かせておいて、
そこにホゾ穴や仕口を細工するので・・・
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第四章 玄能の丈の意味
・玄能の丈と用途の関係 (3)

・太くて丈の短いもの:ダルマ玄能等
向待鑿を使用し建具類にホゾ穴を掘る場合、
一般の建築構造材にホゾ穴を掘るよりも・・・
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第四章 玄能の丈の意味
・玄能の丈と用途の関係 (2)
・普通の丈のもの:普通の玄能等
上方から下方に向けて叩くだけではなく、
地面に対して平行や斜めに叩くこともあります・・・
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第四章 玄能の丈の意味
・玄能の丈と用途の関係 (1)
ヒツ穴についてもっと掘り下げる前に、
用途によって変わってくる玄能の形状の違いをおさらいします・・・
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第三章 ヒツ穴が玄能の要
・ヒツ穴の大きさ (3)
ヒツ穴が大きすぎると、
木柄を仕込んでいくときに、
薄いヒツ穴脇の肉が外側に膨らんでしまうため、
木柄をしっかりと保持出来ません・・・
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第三章 ヒツ穴が玄能の要
・ヒツ穴の大きさ (2)
玄能頭部の重心近くに質量が集中した方が、
より安定した振り上げ・振り下ろし・打ち込みが出来ることは、
容易に想像できます・・・
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第三章 ヒツ穴が玄能の要
・ヒツ穴の大きさ (1)
理想的なヒツ穴の形状は縦長の長方形に落ち着きますが、
大きさはどの程度が適当なのでしょうか・・・
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第三章 ヒツ穴が玄能の要
・ヒツ穴の形状 (3)
玄能には縦長のヒツ穴が必須なので、
丸や楕円のヒツ穴では使い難いものとなります。
であれば、
長丸ならいいのでしょうか?・・・
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第三章 ヒツ穴が玄能の要
・ヒツ穴の形状 (2)
ヒツ穴は何故長方形なのでしょうか。
長丸ではダメなのでしょうか・・・
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第三章 ヒツ穴が玄能の要
・ヒツ穴の形状 (1)
玄能には打撃方向に対して縦長な長方形をしたヒツ穴が明けられています。
それでは何故に縦長の長方形なのでしょうか・・・
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第三章 ヒツ穴が玄能の要
・柄の仕込み (2)
具体的に樫を使った例でご説明します。
但しこの方法はテーパーの強いヒツ穴や、
ヒツ穴の精度が出ていない場合には適応しませんので・・・
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第三章 ヒツ穴が玄能の要
・柄の仕込み (1)
ストレートに近いややテーパーに明けたヒツ穴に、
楔を打たずとも木柄が抜けてこないように仕込むには、
どうしたらいいのでしょうか・・・
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第三章 ヒツ穴が玄能の要
・ヒツ穴内部形状の考察
ヒツ穴内部が、
中心にいくほどテーパー状に狭くなっていると、
どんなにうまく木柄を仕込んでも、
ヒツ穴内壁総面積のおよそ半分でしか木柄を支えることができません・・・
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第三章 ヒツ穴が玄能の要
・ヒツ穴内部形状考察のための実験
玄能のヒツ穴の内部形状が、
どの様になっているのが理想なのかを考える為に、
実験をしてみます・・・
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第二章 玄能と金槌の違い
・金槌について (2)
安定して打ち込めるように槌の重心を下げるのなら、
玄能のヒツ穴を少し上の方に移動するだけでも良い気もしますが、
では何故上方を絞り込んで尖らせてあるのでしょうか・・・
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第二章 玄能と金槌の違い
・金槌について (1)
金槌
金槌はヒツ穴より上部が絞られた形をしており、
下部の打撃面は多くの場合中高(凸)、
いわゆる木殺し面になっています・・・
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第二章 玄能と金槌の違い
・玄能について
玄能と金槌の違いを確認しておきましょう・・・
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第一章 玄能の出現
・鍛冶屋の進化
鑿を叩く作業は、
釘打ち作業よりも打撃精度が要求される場合が多いため、
金槌よりも玄能の精度は高くなくてはいけません・・・
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第一章 玄能の出現
・ヒツ穴抜きの困難
この時期には、
穴大工の要望に応えるべく、
玄能を造る鍛冶屋は大変な苦労をした筈です・・・
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第一章 玄能の出現
・穴大工の出現

江戸時代初期に穴大工が現れます。
穴大工とは、
建築構造材にホゾ穴や貫穴などの穴加工を専門に行う大工で・・・
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第一章 玄能の出現
・玄能の始まり (3)

槌の頭部が木製の場合、
打撃に必要な重量を確保するためには、
槌頭部が大きくなり、
打撃面も自ずと広いものとなります・・・
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第一章 玄能の出現
・玄能の始まり (2)

木製槌を鉄製に変えるには、
大量の鉄が必要になりますが、
玄能の出現以前には、
鉄の生産量は少なく・・・
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第一章 玄能の出現
・玄能の始まり (1)

家康が秀吉に転封された1590年当時の江戸は、
低湿地が多く、
人の住める平地も少ない辺境地でした・・・
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「まえがき」 
・鍛冶屋が文章を書く理由
鍛冶屋ごときが文章を書く理由は、
ズバリ「求人」なのです・・・
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