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求人連載 たった一人の継承者に向けて 未だ逢えぬ君へ送る・・・「技の章」 |
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焼入れを待つダルマ玄能100匁 第六章 熱処理 ・玄能・金槌の熱処理 (7) 焼入れは、 玄能を高温に加熱した後に急冷しますが、 その際に鋼の体積はどうなるでしょうか? 膨張する? 収縮する? 人はサウナの後に水風呂に入ると、 縮こまっちゃったりしますが、 鋼も同じでしょうか? 焼入れした鋼が硬くなるのは、 高温状態から急冷された際に収縮して密度を増すためだと考える人も多いと思いますが、 実はその逆なのです。 焼入れすると鋼は膨張します。 焼入れ温度に加熱した鋼を急冷温度から火色が消える温度(約550℃)まで急冷し、 その後に徐冷すると、 膨張していた鋼が徐々に収縮していきます。 しかし温度がもっと下がり、 約250℃位になると鋼は急激に膨張するのです。 目視でも確認できるほどの膨張ですから、 玄能・金槌は焼入れ前にその変化を見越して成形しておかないと、 自分の思っていたイメージとは違った形状のものが出来上がってしまいます。 ところで、 焼入れして硬くなるのは良いですが、 この膨張が焼割れの原因にもなるのですから困ったものです。 |
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今日も読んでいただいて、ありがとうございました。 | ||||||||||||
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