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| 求人連載 たった一人の継承者に向けて 未だ逢えぬ君へ送る・・・「技の章」 |
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 １００匁鋼付用の鋼と地金 第五章 玄能・金槌の素材 ・鋼付玄能・金槌に適した材料 先述の通り、 鋼付玄能・金槌の胴中に使う地金には、 炭素量の少ない軟らかな鉄が使われ、 鋼には、 炭素量の比較的多い鋼が使われます。 私の場合は主に、 地金には、 一般構造用圧延鋼材に分類される「ＳＳ４００」の丸棒を、 鋼には、 炭素工具鋼に分類される「ＳＫ３」の平鋼を使用します。 ＳＳ４００は、 純鉄に０．１５％〜０．２％程度の炭素が合金されたものです。 ＳＫ３は、 純鉄に１％〜１．１％の炭素が合金されたもので、 Ｓ５５Ｃと比べて焼入れ性（焼きの入り易さ）は同等ですが、 耐摩耗性が良い材料です。 また、 ＳＳ４００の丸棒を使用するのは、 流通量が多く手に入れ易い事と、 火造りの際に所定の形状に成形しやすい事がその理由です。 ＳＫ３の場合に平鋼を使用するのは、 流通量が多く、 様々なサイズのものを手に入れ易い事と、 火造りの際に所定の形状に成形しやすい事がその理由です。 |
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