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 浩樹印 舎型100匁

第二章 玄能と金槌の違い
・金槌について (2)


安定して打ち込めるように槌の重心を下げるのなら、

玄能のヒツ穴を少し上の方に移動するだけでも良い気もしますが、

では何故上方を絞り込んで尖らせてあるのでしょうか?

それは、

直進安定性を高めるために、

丈を長くする必要があったからでしょう。

丈が長くなると、

打ち込みの際にぶれにくくなるため、

「釘を打つ」という、

主に直線的に槌を振る作業においては、

それが大きなメリットになります。

また、

ただ尖らすだけではなく、

その部分を内側に傾けてあるのも、

槌の重心を内側に寄せることで、

打ち込んだ際に、

尖った上方が外側にぶれるのを防いでいるのです。
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今日も読んでいただいて、ありがとうございました。
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